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看護師になるには?免許取得までの流れと必要とされる7つのスキルを紹介

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看護師になるには?7つのスキルを紹介

時代の流れと共に需要が高まっている看護師は、怪我や病気で体が思うように動かない患者さんの介護や診療の補助などをする社会に大きく貢献できる職業です。

毎年実施されている看護師国家試験では多くの合格者を出していますが、看護師免許を取得するまでにどのようなプロセスを踏むのか気になる方も多いと思います。

そこでこの記事では、看護師になるために必要な教育から免許取得までの流れと、看護師に必要とされる7つのスキルについて詳しくご紹介していきます。

看護師になるにはまず何をすべきか悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。

教育から看護師国家試験までの流れ

看護職の一種である看護師は国家資格が必要になる職業で、専門的な業務や仕事に対する心構え、そして実践的なスキルを学ぶ必要があります。

国家試験の受験資格は文部科学大臣が指定した学校、または厚生労働大臣が指定した看護師養成所を卒業することで得られるため、自宅での独学だけでは看護免許を取得することはできません。

まずは、教育から看護師国家試験までの流れをご説明していきます。

【1】高校卒業|看護大学卒業

看護大学は4年制となり、専門学校よりも長い教育期間が設けられています。

看護師に必要な教育を受けられるのはもちろんのこと、その他の一般教養科目も充実しているという点は大学ならではの強みです。看護職となる保健師や助産師の教育も受けられるため、幅広い看護に関する知識を学ぶことができます。

また、3年間の看護教育期間を経た後の残り1年間は国家試験対策をじっくり行なうことができます。

看護師になるには高い合格率を誇る学校を選択することも大事になるため、新卒者の国家試験合格率が最も高い学校区分である大学は、国家試験を一発合格したい人におすすめできます。

【2】高校卒業|看護短期大学卒業

大学よりも1年早い3年間の教育で看護師国家試験の受験資格を得られるのが看護短期大学です。

看護師に必要なスキルを磨く実技や実習をメインとしたカリキュラムが組まれており、大学のように一般教養を学ぶことも可能です。しかし、国家試験対策を行なう期間は限られているため、短い時間で集中して勉強に励むことになります。

また、看護短期大学は縮小の傾向にあり、全国的に20校程しかありません。看護短期大学の入学を考える場合、高校卒業後の進路の選択肢はかなり狭まることを覚えておきましょう。

【3】高校卒業|看護師養成所卒業

看護師養成所の大半は看護専門学校となっており、3年間の教育期間が設けられています。

カリキュラムの3分の1程度を実習が占めており、実践的な教育が多いのが特徴です。大学や短大にあるような一般教養を学べる授業はないので注意しましょう。

また、限られた時間で国家試験対策を行なう必要があるため、時間に余裕がないことを覚えておきましょう。

【4】中学卒業|5年一貫看護師養成課程校卒業

高校を卒業していない場合は、看護科と専攻科の教育が行なわれている看護師養成課程校に5年間通い、卒業することで看護師国家試験の受験資格を得ることができます。

3年間は准看護師受験資格を得る看護科の期間、そして2年間は看護師国家試験の受験資格を得る専攻科の期間となりますが、5年一貫で学べる学校もあります。

どちらも後半の2年間はより専門的なスキルと知識を学ぶ期間となり、実践的な教育を受けることができます。

看護師国家試験から免許取得までの流れ

先述の看護師国家試験受験資格を得られる教育施設を卒業した後は、いよいよ運命の国家試験が待っています。看護師になるには国家試験の合格と免許取得が必須となります。

ここからは、看護師国家試験から看護師免許取得までの流れをご説明していきます。

国家試験の受験

毎年2月半ば頃に、全国各地の大学のキャンパスや試験会場で国家試験が実施されています。

2021年に実施される第110回看護師国家試験は、新型コロナウイルスの影響もあって受験者間の間隔を1メートル以上確保しながら試験が行なわれることになり、会場数も例年より大幅に増加しています。

大雪に見舞われる地域もあるため、会場に時間通りたどり着けるように試験前日にホテルに前泊するなどの対策も必要です。

国家試験は必修問題50問・一般問題130問・状況設定問題30問で構成され、所要時間は約5時間20分となります。

2019年に実施された第109回看護師国家試験は、新卒受験者59,320名に対して56,175名の合格者を出し、その合格率は94.7%であったことが報告されています。

受験手数料は5,400円で、この額の収入印紙を受験願書に貼って納付することで受験できるようになります。

合格発表の確認方法

国家試験を受けた後は、約1ヶ月後に合格発表があります。

第109回看護師国家試験の合格発表の確認方法は、厚生労働省の特設サイトにアクセスして確認するか、発表された日から1週間以内に届く郵便で確認するかの二通りとなっています。

とにかく早く結果を知りたいという方は、厚生労働省の特設サイトの更新時間に合わせてアクセスして合格者の番号を確認するという方法を選ぶことになります。

看護師免許の申請

国家試験に合格した後は、医療従事者免許申請窓口で看護師免許の取得申請を行なう必要があります。

就職先によっては申請手続きを行なってくれるところもありますが、自分で行なう場合は以下の書類が必要となります。

  1. 厚生労働省のホームページ、または保健所から取得した申請書
  2. 1ヶ月以内に発行された健康診断書
  3. 登録済証明書用はがき
  4. 申請等控兼事務連絡票(東京都の場合)
  5. 6ヶ月以内に発行された住民票の写し・戸籍抄本・戸籍個人事項証明書のいずれか
  6. 印鑑
  7. 9,000円分の収入印紙
  8. 530円分の郵便切手(郵送希望の場合)

これらの書類を準備して医療従事者免許申請窓口に申請を行なった後は、免許証の交付が可能になった時にお知らせが届きます。

申請から交付まで2~4か月程度かかる場合もあるため、できるだけ早く申請を行ないましょう。

看護師に必要とされる7つのスキルとは

最後に、医療施設や福祉施設などで一人前の看護師として働くために必要とされる7つのスキルをご紹介します。

体力面のタフさ

患者さんの体位を変えたり移動の介助を行なったり、毎日肉体労働を繰り返す体力がなければ看護師は務まりません。

施設によっては二交代制や三交代制の勤務となり、多くの時間を夜勤に費やすこともあります。状況に応じて残業もあるため、体力面でのタフさは看護師として長く働くために必要不可欠となります。

メンタルの強さ

看護師は笑顔を絶やさず、重篤の患者さんにも希望を与え続けなければなりません。

患者さんがどのような状態にあっても優しく声をかけて励ますことができるメンタルが必要とされます。また、毎日寄り添ってきた患者さんが命を落としてしまった時に立ち直れる強さがなければ看護師は務まりません。

たくさんの患者さんに安心感を与えられるメンタルの強さは、現場の経験を積んで養っていくことになります。

コミュニケーション能力

看護師は常に患者さんと向き合い、状態に応じて心のケアを行なう必要があります。

自宅とは全く違う環境での生活に慣れない方や、怪我や病気に対してネガティブな気持ちを抱いている方と上手にコミュニケーションを取って不安を取り除いてあげることは看護師の大事な役目となっています。

また、他の看護師や医師との連携も欠かせないもので、緊急時にスムーズに業務をこなせる協調性のある看護師が現場では重宝されています。

患者さんに目を向けた観察力

患者さんにいつもと違う様子が見られた場合、すぐに医師にその状態を伝えるなどの迅速な判断も必要となります。

常日頃から患者さんと寄り添っている看護師にしか分からない患者さんの行動や言動などの変化もあるため、観察力を養っていくことでより良い患者さんの健康管理ができるようになります。

向上心と努力

現場に出て働く看護師は、学生時代には経験したことがないさまざまな場面に遭遇します。

ノウハウが蓄積されていない働き始めは、上司から正しい対処や解決方法を学ぶことも多く、向上心があればあるほど現場に早く馴染むことができます。

また、医学は日々進歩し続けているため、新しい技術や知識を取り入れる努力も欠かすことはできません。

患者さんを笑顔にできる明るさ

看護師にとって持ち前の明るさは大きな武器となります。

性格が暗い人が看護師に向いていないというわけではありませんが、看護師の明るさによって下向きの気持ちだった患者さんが前向きになってくれるケースもあり、明るい現場環境をつくることができます。

施設によってはチームを組んで動くこともあるため、チームワークを高めるためにも医師や他の看護師に対して明るく振る舞うことは大事です。

複数のタスクをこなせる判断力

医療現場の業務は流動的で、時には複数の患者さんの様子をみながらタスクをこなさなければならない場面もあります。

患者さんそれぞれの状態を常に把握しつつ、臨機応変にタスクの優先順位を変更できる判断力があると現場でスムーズに動けるようになります。

初めは難しいですが、経験を積むことで自分の成長を体感できる部分でもあります。

まとめ

看護師になるために必要な教育から免許取得までの流れ、看護師に必要とされる7つのスキルについてご紹介しました。

看護師免許を取得できる国家試験を受験するためには、文部科学大臣が指定した学校、または厚生労働大臣が指定した看護師養成所を卒業していることが前提となります。

学生はどの進路を選んでいいか悩みどころですが、特におすすめしたいのが4年制でじっくり国家試験対策を行なうことができる看護大学です。

日本保健医療大学」は、看護師として即戦力となれる専門知識やスキルを磨くことができる教育環境が整っており、国家試験合格に向けた支援システムもとても充実しています。

2017年における看護師国家試験合格者数で、全国215大学中32位という結果を残した確かな実績もあり、たくさんの卒業生が看護師として病院や診療所に羽ばたいていきました。

「看護師になりたいけど国家試験に合格できるか不安」という方は、この機会に是非「日本保健医療大学」までお気軽にお問い合わせください。