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スポーツトレーナーには大学へ進学がおすすめ!3つの理由を紹介

  • 理学療法士

みなさんは、スポーツトレーナーになるには大学への進学がおすすめだということをご存知でしたか?

Jリーガーやプロ野球選手など、憧れのスター選手のサポートができるかもしれないという非常に夢のある職業のスポーツトレーナーは、スポーツに関わったことがあるという人なら一度は憧れた職業なのではないでしょうか。

しかし、憧れはするものの、実際にどうしたらスポーツトレーナーになれるのかについて知っている人はあまりいません。

大学へ進学したら良いのか、専門学校へ進学したら良いのか、またはどのような資格を取得したら良いのかまではあまり知られていません。

そこで本記事では、スポーツトレーナーになるにはどうしたら良いのかわからないという人向けに、そもそもスポーツトレーナーとはどのような職業なのかについてや、スポーツトレーナーになるために必要な資格、スポーツトレーナーになるには大学への進学がおすすめな理由などについて詳しく紹介していきます。

スポーツトレーナーになりたくて大学への進学を検討しているという人は、ぜひチェックしてみてください。

そもそもスポーツトレーナーとはどのような職業なのか?詳しく解説

 

 

はじめに、そもそもスポーツトレーナーとはどのような職業なのかについて詳しく紹介していきます。

スポーツトレーナーになりたいけど、いまいちどのような職業なのかわからないと思っている人はぜひチェックしてみてください。

スポーツトレーナーとは

スポーツトレーナーとは、スポーツをしているアスリートのコンディション調整を任されているトレーナーのことをいいます。

イメージしやすいのは、サッカーや野球の試合中、アクシデントに見舞われ怪我を負ってしまった選手の応急処置をしているクラブのスタッフだと思います。

実はあの人たちはスポーツトレーナーとしてクラブに勤務している人たちなのです。

スポーツトレーナーは、競技をしている選手たちの『サポート役』を任されているとても重要な職業なのです。

スポーツトレーナーの仕事内容

スポーツトレーナーの仕事内容は多岐に渡ります。

  • 怪我の治療・応急処置
  • 怪我の予防
  • トレーニング指導
  • コンディショニング
  • リハビリテーション

スポーツトレーナーの主な仕事内容は上記の通りです。

みなさんがイメージしているスポーツトレーナーとは、試合中に怪我をしてしまった選手の応急処置をしている人というイメージが強いのではないでしょうか。

実はスポーツトレーナーは、それ以外にもコンディショニングやリハビリテーションなど、選手に関わる多くのことを任されているのです。

スポーツトレーナーはさまざまな場所で活躍している

多くの仕事をこなすことができるスポーツトレーナーは、活躍する場所も多岐に渡ります。

  • プロ選手・チームに帯同
  • フィットネスクラブでトレーニング指導
  • 病院に勤務

スポーツトレーナーの活躍の場は大きく分けて上記の3つです。

スポーツトレーナーになりたいと考えている皆さんの目標はやはりプロ選手やチームに帯同しているスポーツトレーナーではないでしょうか。

憧れの選手のサポートをできる仕事なんて、幸せですよね。

しかし、それ以外にもスポーツトレーナーの仕事はたくさんあります。

目標や年齢の異なる人たちが来るフィットネスクラブにて一般の人たちにトレーニングの指導をしたり、病院に勤務して怪我をしている患者の治療やリハビリをしたりと、競技の現場に出なくてもスポーツトレーナーが輝ける場所はたくさんあるのです。

スポーツトレーナーになるために必要な資格

 

 

次に、スポーツトレーナーになるために必要な資格について紹介していきます。

スポーツトレーナーになりたいと思っている人はぜひチェックしてみてください。

スポーツトレーナーになるための資格はない

結論から先に申し上げると、スポーツトレーナーになるために必須な資格は実はありません。

つまり、資格がなくてもスポーツトレーナーと名乗ることができるのです。

しかし、では誰でもスポーツトレーナーとして活躍ができるのかといったら、それは大きな間違いです。

スポーツトレーナーとして活躍するには、豊富な知識と経験、そして信頼性が必要となるため、ただスポーツが好きなだけではなることができません。

誰でもスポーツトレーナーを名乗れるとはいえ、雇ってくれる企業やチームがなければ、スポーツトレーナーとしては働くことができません。

柔道整復師or理学療法士の国家資格をほとんどの人が持っている

法律的に必須となっている資格がないスポーツトレーナーですが、実はスポーツトレーナーのほとんどの人が持っている資格があります。

国家資格である柔道整復師や理学療法士は、整骨院や病院で働くために必要な国家資格なのですが、スポーツトレーナーの仕事をする上で非常に重要な資格となります。

治療や応急処置、予防など医療に関わるスポーツトレーナーは、怪我に対する知識や身体の仕組みを理解しておかなければいけません。

もしあなたがスポーツをしていると仮定した時、国家資格を持った医療従事者であるスポーツトレーナーと、何の資格も持っていないスポーツトレーナーだったらどちらにお願いをしたいと思うでしょうか。

おそらく前者を選ぶでしょう。

スポーツトレーナーになるための法的な必要資格はありませんが、柔道整復師や理学療法士の国家資格は『ほぼ必須』な資格といえるでしょう。

そのため、スポーツトレーナーを志している方は柔道整復師や理学療法士の国家資格を取得することをおすすめします。

アスレティックトレーナーの資格を取得すると尚良し!

柔道整復師や理学療法士の国家資格を取得しておく必要があるスポーツトレーナーですが、さらにアスレティックトレーナーの資格を取得しておくとさらに有利となり、周りとの差をつけやすいでしょう。

アスレティックトレーナーの資格は、正式名称を『日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー』といい、民間資格ではありますがれっきとした資格となります。

具体的な合格率は明かされていませんが、合格率10%ともいわれている非常に取得が難しい資格となっており、日本でも一握りのスポーツトレーナーしかアスレティックトレーナーの資格を持っていません。

スポーツトレーナーよりもさらに高度な医療技術を必要とするアスレティックトレーナーは、一流のスポーツトレーナーになりたいと思っている人にはぜひ取得してもらいたい資格となります。

スポーツトレーナーになるには大学への進学がおすすめ!理由を3つ紹介!

 

 

次に、スポーツトレーナーになるには大学への進学がおすすめな理由について詳しく紹介していきます。

スポーツトレーナーになりたいけれど、大学に進学するべきか専門学校へ進学するべきか悩んでいるという方は、ぜひチェックしてみてください。

  • 医療系の国家資格が取得できる
  • 幅広い分野が余裕を持って学ぶことができる
  • アスレティックトレーナーの資格を取得しやすい

以下では、1つずつ詳しく紹介していきます。

医療系の国家資格が取得できる

スポーツトレーナーになるのに大学への進学がおすすめな理由として挙げられるのが、医療系の国家資格が取得できるという点です。

柔道整復師や理学療法士の国家資格を取得するには、国が指定している大学や専門学校に通い、国家試験に合格しなければいけないという決まりがあります。

厳密には、スポーツトレーナーを名乗るには資格は必要ありませんが、将来活躍するスポーツトレーナーになりたいのであれば、絶対に取得しておきたい資格です。

4年制の大学であれば、学校によって柔道整復師や理学療法士の国家資格を取得できるコースがあるため、スポーツトレーナーになりたいと考えている人はぜひチェックしてみてください。

幅広い分野が余裕を持って学ぶことができる

スポーツトレーナーになるのに大学への進学がおすすめな理由として挙げられるのが、幅広い分野を余裕を持って学ぶことができるという点が挙げられます。

スポーツトレーナーになるには、柔道整復師や理学療法士の資格を取得しておくことがおすすめだと紹介しましたが、これらの資格は大学の他に3年間の専門学校でも取得することが可能です。

しかし、大学と違い3年間の中で学ばなければいけないため、資格取得に必要最低限の内容しか学ぶことができません。

一方で、大学へ進学した場合、専門学校よりも1年間長い4年間という時間が与えられます。

スポーツトレーナーになるには、柔道整復師や理学療法士の資格取得以外にも学ぶ学問があり、資格の勉強と並行してそれらも進めていかなくてはならないため、3年間よりも4年間という長い期間が与えられている方が幅広い分野の勉強を余裕をもって学ぶことが可能となります。

専門学校を卒業し、資格を取得してからトレーナーの勉強を再度行うといったパターンの人もいますが、資格の勉強もトレーナーの勉強も在学中から行っていきたいと考えている人には、大学への進学がおすすめです。

アスレティックトレーナーの資格を取得しやすい

スポーツトレーナーになるのに大学への進学がおすすめな理由として挙げられるのが、アスレティックトレーナーの資格を取得しやすいという点です。

これは、上記でも紹介した幅広い分野を余裕をもって勉強ができるという点に類似しているのですが、専門学校へ進学した場合、国家資格取得の勉強と並行してアスレティックトレーナーの資格の勉強をするのはとても困難だといえます。

理由としては、3年間で資格取得のための勉強を全て行わなければいけないため、大学に比べて授業のペースも早く、他の勉強をしている時間を作るのは難しいといえます。

一方で、大学に進学した場合、4年間という時間が与えられているため、アスレティックトレーナーの資格を取得したいという人は、大学の勉強とは別に資格の勉強を行いやすくなります。

また、大学によってはアスレティックトレーナーの資格を取得できるためのコースや学科も用意されているため、在学中に必ずアスレティックトレーナーの資格を取得したいと考えている人は、ぜひ大学への進学を視野に入れてみてください。

まとめ

スポーツトレーナーとはどのような職業なのかについてや、スポーツトレーナーになるために必要な資格、スポーツトレーナーになるには大学への進学がおすすめな理由などについて詳しく紹介しました。

スポーツトレーナーになるには、絶対に必要となる資格はないのですが、持っておいた方が有利だという資格がいくつかあります。

それらの勉強をしていくためにも、スポーツトレーナーになりたいと考えている方は大学への進学をおすすめします。

スポーツトレーナーについて気になっているという人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。