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社会貢献とは?貢献度の高い看護師や保健師の活躍の場を紹介!

  • 看護師

みなさんは、社会貢献という言葉を耳にしたことはありますか?

社会貢献とは、言葉通り社会に貢献することを指しますが、一言で社会貢献といっても、貢献のしかたはさまざまです。

ゴミを減らすために買い物の際にマイバックを持参する人が最近増えてきておりますが、環境を守る意味で社会貢献と言えます。

また、保護犬や保護猫を引き取って自宅で飼育することも社会貢献になりますし、地域の清掃活動ボランティアに参加することも社会貢献と言えるでしょう。

このように、社会に貢献する方法は非常に多く、今では誰でも社会貢献ができる時代になりつつあります。

では『社会貢献ができる職業』とはどのような職業か想像がつきますか?

多くの人は、どのような仕事や職業が社会貢献ができる職業なのかわからないと答えるのではないでしょうか。

社会貢献度が高い職業の例として『医療従事者』が挙げられます。

医者や看護師、保健師の人たちは、日々社会に貢献するような仕事をしているのです。

そこで本記事では、社会貢献ができる職業として看護師や保健師にフォーカスを当て、社会貢献とは何か、看護師や保健師の社会貢献のしかた、看護師や保健師になるにはどうしたら良いかについて詳しく紹介していきます。

社会貢献ができる仕事に就きたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。

社会貢献とは?

 

まずはじめに、冒頭でも触れた『社会貢献とは何か?』について詳しく紹介していきます。

個人でも企業でもできる!

社会貢献と聞くと、なんだか難しそうなことを連想してしまいがちですが、実はそのようなことはありません。

社会貢献とは一言で表すと『社会の利益になるようなことを行うこと』と言われています。

例えば、買い物などでお金を使うことによって、その買い物をしたお店の利益が増えます。

一人ではなくみんなが同じ行動を起こせば、それで景気が良くなり、日本の社会に活気がでますよね。

お金を使うことによって日本の景気が良くなり、それが結果として社会貢献につながっています。

ゴミ拾いをして環境の保護を行うことも社会貢献と言えますし、社会貢献とは、個人でも十分に行うことができるのです。

また、老人ホームの経営や、診療所の経営など、医療に関わる事業を行うことも立派な社会貢献と言えます。

お店で人々に料理を提供したり、洋服を作って販売するなど、企業としてできる社会貢献もたくさん存在しています。

社会貢献には2種類ある

上記のように、個人でも企業でも行うことができる社会貢献ですが、実は大きく分けて2種類の社会貢献が存在しています。

  • 社会貢献を目的として行うものやこと
  • 間接的に社会貢献につながるものやこと

最初から社会貢献を目的として行うものやこととしては、ボランティアなどの慈善活動が挙げられます。

それに対して、間接的に社会貢献につながるものやこととしては、企業による社会貢献がそれに当たります。

企業が行うサービスなどに対して利益が発生し、最終的にその利益が社会のためになり、結果として社会貢献につながっているというものです。

人から感謝されたり、人のためになるようなことをしていれば、それは無意識に社会貢献をしているということになるでしょう。

社会貢献ができる仕事とは?

 

 

社会貢献が何かについてわかったところで、次に社会貢献ができる仕事について紹介していきます。

以下では、直接社会貢献ができる職業を1つずつ詳しく紹介していきます。

これら以外にも、間接的に結果として社会貢献につながる職業があるため、以下の職業しか社会貢献に繋がらないというわけではないため注意してください。

  • 介護職
  • 学校の先生
  • 保育士
  • 公務員
  • NPO法人

介護職

介護福祉士、ヘルパーなどの介護職で働いている人たちは、高齢者や障がい者の介助やサポートを行っています。

少子高齢化が急速に進んでいる現在の日本では、介護職の人の数が足りておらず、今後も人材不足は続いていくでしょう。

介護に関する知識や経験などはもちろん、人助けをする仕事に責任とやりがいを持って働くことのできる人たちは、立派な社会貢献をしていると言えるでしょう。

学校の先生

小学校、中学校、高校、大学、専門学校など、各年齢や目的別の学校で、教育を行う仕事をするのが先生の役目です。

これから社会に出て活躍するであろう生徒を育てるという意味では、非常に重要な社会貢献活動を行っていると言えます。

また、学校の先生は勉強だけでなく、人間性などのあらゆる部分を教育しなければいけないため、単に勉強ができれば良いというわけではありません。

心が豊かで人に何かを教えることが好きだという人は、学校の先生に向いていると言えます。

保育士

学校の先生と同じような仕事内容の保育士ですが、学校の先生とは少し社会貢献の仕方が異なります。

集団行動の大切さや、簡単な学問、生活習慣の教養などを教える場である幼稚園や保育園ですが、働く親の時間を確保するという重要な役割を果たしています。

共働きや片親の過程などは、子育てと仕事の両立は極めて難しい状況と言えます。

そんな時、幼稚園や保育園で子供を預かってもらうことによって、親は安心して仕事をする時間を確保できるのです。

よって、保育士という職業はいろいろな意味で社会貢献をしていると言えます。

公務員

消防士や警察官、自衛官などの公務員の人たちも、素晴らしい社会貢献をしている職業です。

我々日本人が、毎日安心して便利で自由な暮らしを送れるのは、上記のような公務員の人たちが一生懸命仕事をしてくれているから成り立っている生活なのです。

世界一治安の良い国と言っても過言ではない日本は、公務員の人たちの社会貢献によって作られています。

NPO法人

利益を目的としていない『非営利団体』であるNPO法人は、直接的に社会貢献をしている団体の代表的な例です。

ボランティアを中心に行っているNPO法人は、わかりやすい社会貢献をしている団体のひとつです。

地域や自治体などの催事や清掃活動など、一見地味だと思われがちですが非常に重要な役割を果たしています。

看護師や保健師は社会貢献度が高い!

 

 

次に、社会貢献度の高い職業として上記の職業以外で注目を浴びている、看護師や保健師などの医療従事者について紹介していきます。

日本には、上記以外にも社会貢献度の高い職業がたくさんあり、その中でも最近注目度が高く、人気な職業が看護師や保健師などの『医療従事者』です。

看護系の職業に興味を持っている人や、将来看護系の職業に就きたいと考えている人はぜひチェックしてみてください。

看護師と保健師の仕事内容

まずは、看護師や保健師が普段どのような仕事をしているのか紹介していきます。

看護師

看護師は、主に怪我や病気になってしまって病院へ来院した患者さんを相手とします。

医師の診察の補助、入院患者の世話、ワクチンの接種など、看護師の仕事内容は多岐に渡ります。

病院には医師の存在が当たり前ですが、看護師の存在は必要不可欠となります。

看護師が一生懸命病院を支えてくれていることによって、我々は怪我や病気になってしまった時に安心して病院を受診できています。

日本の医療現場を支えているという点で、看護師は社会貢献をしていると言えるでしょう。

保健師

保健師は、看護師とは少し違った仕事を行っています。

健康診断の実施や、健康診断結果を基にした健康指導、高齢者や妊婦さん向けのセミナーなど、主に『予防』『健康増進』を目的としたことを行っているのが保健師となります。

怪我や病気の『治療』を目的としている看護師とは違い、『予防・未病』を専門としている保健師は、世界一の長寿大国である日本の健康を支えているという点で、大きく社会に貢献しています。

看護師と保健師の社会貢献の場

次に、看護師と保健師はどのような場所で社会に貢献しているのか、具体的に紹介していきます。

  • 病院
  • 保健センター
  • 教育施設
  • 一般企業

病院

看護師、保健師共に、主に社会貢献している場所は病院となります。

都心部の大きな病院もあれば、地域の小さな病院など、どのような規模であったとしてもほとんど必ず看護師や保健師が在籍しており、規模は違えど日本に住む人たちの健康を支えています。

保健センター

保健センターでは、ワクチン接種や健康診断などが行われます。

保健センターで働く看護師や保健師は、国家公務員として国や自治体に雇われ、地域に暮らしている人々の健康の維持や、予防・未病のサポートを行っています。

教育施設

小学校や中学校、高校の保健室の先生は看護師や保健師の人が務めています。

学校生活を送る上での病気や怪我の手当をしてくれるだけではなく、検診を行なったり、学校通信で健康についての発信をしたりしている保健の先生は、立派な社会貢献と言えるでしょう。

一般企業

保健師は、一般企業でも活躍しています。

企業に勤める従業員の健康増進を目的とし、健康診断の実施や、その結果をもとに健康指導をしたり、健康セミナーを開いたりしています。

企業の従業員が毎日健康に仕事ができているのは、保健師の健康指導のおかげと言っても良いでしょう。

看護師や保健師になるには?

 

看護師や保健師が活躍している社会貢献の場を詳しく紹介しましたが、看護師や保健師になるにはどうしたら良いのでしょうか?

看護師、保健師になるには、知識や経験を身につけるために専門の養成学校に通う必要があります。

また、看護師や保健師は国家資格が必要となるため、国家試験を受ける必要があるのです。

職業 必要な資格
看護師 ・看護師の国家資格
保健師

・看護師の国家資格

・保健師の国家資格

看護師の場合、看護師になるための国家資格のみ必要となりますが、注意してほしいのは保健師に必要な資格です。

保健師の場合、保健師の国家資格に加えて、看護師の国家資格も必須となります。

どちらか一方だけの資格では、保健師にはなれないので注意が必要です。

まとめ

社会貢献とは何か、看護師や保健師の社会貢献のしかた、看護師や保健師になるにはどうしたら良いかについて詳しく紹介しました。

世の中には、社会貢献度の高い職業というものがたくさん存在しています。

どの職業も素晴らしく、我々の生活を支えてくれているものですが、その中でも特に医療従事者は、新型コロナウイルスの流行もあり、特に社会貢献度が高い職業だと言えます。

人に何かを教えたり、世話をしたりするのが好きだという人、なにより人のためになることがしたい、と考えている人は、看護師や保健師などの医療系の職業が合っているかもしれません。

看護師や保健師になりたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてください。