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海外留学を大学在学中にすべき5つの理由と留学の種類を紹介

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大学生のお悩みでよく聞くのが、留学するか迷っているというものです。大学生活の4年間は、長期休暇などもあるため自由な時間が多いような気もしますが、実は長いようで短いもの。

社会人になるまでの貴重な時間の中で、見聞を広げるチャンスはそう多くありません。

そのため、留学するかを悩んでいる方は計画的に実行しなければ、考えているだけであっという間に大学生活が終わってしまいます。

海外留学は、人生の視野や価値観を大きく広げてくれる可能性があり、これからの長い人生をより豊かにしてくれるものです。

さまざまな人と出会い交流することで、日本の大学生活では経験できない刺激を受け、有意義な時間を過ごせます。

近年のグローバル化によって、これから日本の社会で活躍するためには海外留学で身につけられる感覚が必要だといわれており、そのような感覚を大学生のうちに身につけておくことは非常に大切です。

しかし、一口に海外留学といってもさまざまな種類があるので、どの留学の仕方が自分に合っているかわからない方も多いでしょう。

この記事では、海外留学をすべき5つの理由と在学中にできる留学の種類をご紹介します。

海外留学を検討している方や、興味のある方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

大学在学中に海外留学をすべき5つの理由

近年、日本国内においても英語が必要になる機会がますます増加しています。そのような傾向がある中、これからの時代で活躍していくためにも、海外留学での経験は非常に役に立つものでしょう。

ここでは、大学在学中に海外留学をすべき5つの理由をご紹介します。

価値観が広がる

海外留学のもっとも大きな魅力は、価値観を広げられることです。

今まで日本では当たり前だと思っていたことが、海外では非常識だったり、逆に留学先での常識が日本ではびっくりされるようなことだったりします。

留学先にはさまざまな人種の人たちがいるケースも多いため、それぞれ異なる言語や文化、価値観を持った人たちと交流することで、多様な考え方を受け入れられるようになります。

日本で普通に生活していると外国人に出会うこともあまりないので、海外で生活することによってさまざまな考え方に触れ、自分の許容範囲が広がり世界観が大きく変化するでしょう。

自発性を高められる

海外留学では、自分から動いてなんでも聞いてみないと誰も助けてくれません。

日本の学校では、先生が生徒へ一方的に授業を行い、質問も先生の方から生徒に投げかけるケースが多くみられます。

中には、居眠りしているところに質問をされて焦ったという方もいるのではないでしょうか。

一方、海外では自分から積極的に授業に参加し、会話に加わる自発性がなければ話についていけません。

海外留学のように誰も手を差し伸べてくれない状況に身をおくことで自発性を高め、徐々に自分から動けるようになっていくでしょう。

社会人になると留学しにくい

現実的な話をすれば、社会人になってしまうと留学する時間を確保するのは非常に難しくなってきます。

大学生であれば大学に籍を残したまま留学できますが、日本では社会人になると長期の休暇を取ることはほとんどの場合許されないでしょう。

仮に休職できたとしても、1〜3ヶ月程度の短期留学とはいえ、会社の人たちに今まで自分が受け持っていた分の仕事を振り分けることになるなど負担をかけてしまいます。

そのため社会人になってから留学する場合のほとんどは、退職するか次の会社に就職するまでの間に留学するという形になります。

退職してしまうと次の就職に影響が出ることも多いので、結局留学を断念してしまう人も多いです。

その点、大学生の場合だと留学のための時間を比較的簡単に確保できるため、長期休暇を利用しての短期留学や、1年間休学しての長期留学なども手軽にできます。

コミュニケーション能力を養える

海外留学で養えるコミュニケーション能力とは、語学力だけではありません。

現代ではインターネットの発達により、日本でも勉強すれば英語力を身につけられますが、海外留学では相手に自分のいいたいことを的確に伝える能力を身につけられます。

異なる言語や文化の中に身を置き、さまざまな国の人たちに自分の意思を伝え、ともに過ごすことでコミュニケーション能力が格段にアップするはずです。

また、海外でコミュニケーションを取る際は、日本よりもストレートに物事を伝える必要があります。

現在、就活の場では多くの企業がコミュニケーション能力は非常に重要だと捉えており、これからの時代はより一層なくてはならないものとなるでしょう。

日本人が本来もつ相手の気持ちや考えを推し量る気持ちと、海外留学で得たコミュニケーション能力を持っていれば、どの仕事でも活躍の場が増えます。

問題解決能力を身につけられる

海外留学では、住み慣れた日本を離れ知らない土地で生活します。

その中でさまざまなトラブルが発生し、日本では起こり得ない問題が次々と出てきます。

その際は自分で解決法を見つけるために行動し、解決していくしか道はありません。

実際に海外留学した経験のある方に聞くと、次のような課題に悩まされたようです。

  • ホストファミリーやルームメイトとの問題
  • 食事の問題
  • 運転免許の取得に関する問題
  • 授業中での問題

トラブルを解決するためには、言葉が完璧にわからないなりにがむしゃらに行動し、粘り強く解決するしかないのです。

こうした経験を通して、自分で問題の本質を見極め解決する方法に辿り着く力が身に付きます。

結局のところ語学力は海外留学のおまけにすぎず、それ以外のところでの経験やスキルを身につけられることこそが最大の魅力なのです。

在学中にできる留学の種類

「大学在学中に留学したいけど、どんな種類があるの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。

海外留学の種類は、気軽に行ける短期のものや休学して長期間行くものなどさまざまです。

ここでは、大学在学中にできる留学の種類をご紹介します。

短期留学

短期留学とは、一般的に大学のプログラムなどで長期休暇を利用して数週間から3ヶ月程度留学する方法です。

最も手軽な海外留学の方法である短期留学は、費用の手軽さやいずれ長期留学を考えている方にとっても非常にメリットの多いことから、とても人気があります。

多くの場合、ビザを申請する必要がなく観光ビザのみで学校に通える点も、短期留学の魅力です。

プログラムとして短期留学を取り入れている大学も多く、海外の大学付属の語学学校などで学びます。

大学から費用の一部を負担する補助金が出るケースもあるため、短期で留学してから長期留学を検討するのもよい方法です。

また、大学のプログラムの一環としていく場合、安心感があるためはじめて海外へ行く方にもおすすめです。

ただし、あらかじめ決められたプランで過ごすので、自由度に欠けるというデメリットもあります。

大学によっては、約半年間提携した海外の大学で学ぶ中期留学プログラムを設けているところもあるので、興味のある方は大学のホームページで確認してみましょう。

交換留学

交換留学とは、在学している大学が海外の大学との間に締結した交流協定に基づき、協定校へ一定期間留学できる制度です。

主に、お互いの国の文化などを理解することが目的で行われます。

交換留学では、日本の大学に籍を置いた状態のまま、提携した海外の大学に定められた期間通学します。

大学によって違いはあるものの、通常は半年から1年間程度のことが多いです。

認定留学

認定留学とは、日本の大学在学中に自分で選択した海外の大学に1年間留学し、その間に取得した単位を日本の大学の単位として認定してもらうことをいいます。

交換留学と比較すると自由に地域や学校を選べますが、日本の大学と留学先の学費を両方納入しなければならないため、費用が高額になるケースが多いです。

休学留学

休学留学とは、日本で在籍中の大学を休学して半年から1年間海外の大学に留学することです。

留学する国や学校などを自分で選べるなど自由度が高いという特徴をもっていますが、大学を休学して留学するため4年間で卒業できなくなるというデメリットもあります。

費用については、日本の大学の休学費(不要の場合もある)と留学先の学費が必要になります。

海外インターンシップ

海外インターンシップとは、大学在学中に海外で実際に職場体験を行うことで、夏休みなどの長期休暇を利用したり、休学して長期参加したりするケースが多いです。

帰国後の就職活動に役立ち、国際的に活躍するきっかけになるような経験ができます。

インターン先は、日系企業だけでなく外資系企業や海外の地元企業、NGO、政府機関などさまざまです。

有給インターンシップに参加した場合、生活費の一部をまかなえることもあるので、通常の海外留学に比べて費用を抑えられるというメリットがあります。

海外ボランティア

海外ボランティアは、発展途上国などで社会貢献活動に参加できる留学方法です。留学期間は短いものだと1週間程度から、長期だと2年間程度のものまでさまざまです。

語学力を身につけることが目的ではありませんが、現地の状況を直に感じられるので観光にはない魅力があります。

同じ志をもつ仲間と出会えるだけでなく、低コストで参加できるものもあるので興味のある方は、海外ボランティアを募集しているサイトでチェックしてみましょう。

まとめ

海外留学をすべき5つの理由と在学中にできる留学の種類をご紹介しました。

海外留学は、自分の世界を広げ、人生において大きな学びを得られるチャンスでもあります。

留学を検討している方の多くは、自分の人生をより充実したものにしたいと思っていることでしょう。

大学在学中にさまざまな見聞を深め、世界には多様な考え方をもつ人がいると知ることで、やっと自分の本当にやりたいことがみえてくる方もいるのではないでしょうか。

目指すものがはっきりしてくると、おのずと自分のやるべきことがみえてきます。留学はそのための大きな投資になるので、自分は将来どうなりたいかを見極めるためにも海外で生活してみることは非常に有益です。

最初から長期留学をするのは少し怖いという方は、まず大学のプログラムで短期留学を経験してみるのがおすすめです。

国際的スタンダードを身につけるために短期留学を積極的に進めている大学もあるので、興味のある方はインターネットで調べてみるとよいでしょう。