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 我が国は、第2次世界大戦の敗戦により荒廃した社会の中で文字どおりゼロからスタートしました。そして戦後60年を数え、この間、国民のたゆまぬ努力により、科学技術の高度な進展とともに工業技術の発展を遂げ、世界有数の経済大国・技術大国に成長しましたが、人間性の高揚においては未だしの感あり、今後は文化大国を目指して、前進致さねばなりません。一方、乳幼児死亡率の低下と公衆衛生の向上により国民の寿命は飛躍的に延び、今日ではいわゆる高齢化社会を迎えたところであり、今後ますます高齢者が増加すると予測されています。

 このような高齢化社会にあって、すべての国民が豊かな老後を過ごすためには、国民一人ひとりが心身ともに健康で生甲斐をもって日々充実した生活を送ることが必須であります。このために医学の分野のみならず、保健医療福祉の分野の充実・拡充が急務となっております。

 今日の医療現場では、医師のみならず看護師、臨床心理技術者、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士その他の医療専門スタッフがチームを組み、一体的にケアに当たるいわゆるチーム医療の必要性が叫ばれており、それぞれの専門職の養成と資質の向上が緊急の課題となっています。

 このような社会の要請に鑑み、私たちは、保健医療分野の充実を図るため「日本保健医療大学」を設立し、気品の泉源、智徳の模範を目指し「
人間性(儒教の三綱五常の精神を基本とする)の高揚(人間性の復活から、人間性の高揚へ)と、共存共栄の精神(共済主義、又は共済精神)」を理想に掲げ、高度の専門性を持って幅広く活動できる医療専門職を育成し、人類の福祉と平和のために活力のあるより高度な社会の実現に貢献しようとするものであります。
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(1)深い教養と豊かな人間性を備えた人材の育成【人間性】
 医療に携わる者は、まず最初に幅広く深い教養に根ざした豊かな人間性が大切です。人間の健康は身体的側面のみならず、精神的、文化的、社会的諸側面などすべてを併せて完成するものであり、したがって医療は全人的医療でなくてはなりません。そのため、教養教育を重視し、儒学的道徳心を培い、滲み出る教養と溢れる人間味を備えた人材を育成します。

(2)高い専門性と総合的な視野を持ち、独創性・指導性の発揮できる人材の育成【専門性】
 医療技術は日進月歩であり、それぞれの分野で常に極めて高度な専門的知識・技術を必要としています。そのため、個々の専門性のみならず総合的に判断できる能力を養い、特に学際的な分野において独創的な技術を模索できる人材を育成するとともに、それぞれの分野においてリーダーシップと協調性を発揮できる人材を育成します。

(3)グローバルスタンダードに対応できる国際性を備えた人材の育成【国際性】
 医療技術の分野も当然、国際的スタンダードは高度に発展しています。このような中にあって国際的に通用する専門性はもちろん、英語教育を重視し、専門的知識・技術を世界に発信できる能力を有する人材を育成します。

(4)地域社会のみならず国際社会に貢献できる人材の育成【社会性】
 高齢化社会における全人的医療は、病院等におけるケアだけでなく、在宅等のケアも重要です。したがって地域社会の役割もますます重要となってきています。その地域社会にあって指導的役割を担うことのできる人材を育成します。
 また、地球上にはまだまだこのような医療の面で途上の国々や地域がたくさん存在します。このような社会で指導的役割を担い、国際貢献できる人材を育成します。
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   日本保健医療大学 役員
 
  ご挨拶  
 戦後65年を迎え、この間にわが国は、高度経済成長、石油ショック、バブル経済の崩壊、アメリカ発の経済危機といったさまざまな社会経済情勢の変動を経験しました。また、少子高齢化社会が急速に且つ確実に進行することが、今後予想される中、わが国の社会状況について多くの課題が存在しております。  
 特に社会保障の分野では、介護、福祉、少子化対策、医療、雇用等の課題が山積しており、改めてこれらの課題の在り方を考える重要な時期にきております。  
 私たちが設立した「日本保健医療大学」は、このような社会情勢の下に今後将来を担う、医療分野の専門職、技術者、研究者、教育者の育成を目指しており、保健医療分野においては次の3つの目標を掲げて、平成22年4月に開校をいたしました。
  1.高齢化社会における国民福祉および保健医療の充実に寄与すること。
  2.特に看護学、リハビリテーション、医療心理学、医学分野等の充実に寄与すること。
  3.チーム医療のための保健医療専門職の養成と資質の向上に寄与すること。  
 これらの目標を掲げ、これからの社会保障の課題の一端を担い、保健、医療の分野を中心に役割を果たして行きたいと願っております。
 日本保健医療大学は、公私協力型として地域の健康づくり施策との関わりを持ちながら、地域ならびに社会の発展に貢献していく所存であります。
 


   日本保健医療大学 教員数 
 
                                                (含 就任内定教員)